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美容コラム

形成外科専門医がいる美容外科は何がすごい?整形外科との違いも解説!

手術中の手元アップ画像

この記事では、「形成外科」「美容外科」「整形外科」など、響きが似ていてよくわからない用語を分かりやすく解説します。

美容クリニックを選ぶ際のポイントや専門医資格についても紹介するので、クリニック選びに迷っている方必見です。

まずは、それぞれの診療科を比較してみましょう。

記事監修者

笠井諒医師プロフィール

形成外科・美容外科・整形外科の違い

診療科比較表

形成外科とは

「形成外科(けいせいげか)」とは、「体表外科」とも呼ばれている診療科。

主に体の表面にある皮膚や皮下組織、顔、手足など外見にかかわる部分への治療を行います。

例えば、口唇裂・口蓋裂など先天性疾患の治療、交通事故による怪我や手術後の再建などがあります。

眼瞼下垂治療や傷跡修正など、機能面と見た目の両方を同時に改善できるような手術も可能です。

ただし、形成外科専門医資格を取得した医師は少なく、全ての医療機関に在籍しているわけではありません。

美容外科とは

大きく分けると形成外科の一部門である美容外科。

見た目の美しさを追求し、主に審美的な治療を施します。

二重整形、鼻整形、脂肪吸引、豊胸、リフトアップなど美容に関する医療が受けられます。

医師免許を持っていれば診療可能で、専門医資格を持っていない美容外科医が多くいるのが現状。

基本的に自由診療(保険適用外)なので、クリニックによって料金設定が異なります。

整形外科とは

整形外科で診察中の男性

「美容整形」「形成外科」と名前の響きは似ていますが、美容外科とは全く関係ありません。

整形外科では、肩や腰の痛み、骨折、脱臼、ヘルニアなどを治療します。

骨や関節、筋肉や神経など身体を動かすために必要な構造である運動器に関わる治療が専門です。

健康保険が適用される治療が多いので、定期的に通っている方も多いでしょう。

形成外科専門医資格はここがすごい

MOMO CLINIC総院長である笠井諒医師は、形成外科専門医資格を取得しています。

では、「形成外科専門医資格」とはどのようなものなのでしょうか?

厚生労働省に認められている

「形成外科専門医資格」とは、厚生労働省が認めている学会である「日本形成外科学会」が認定する資格です。

「○○学会」「○○協会」と名前の付くものは多くありますが、日本形成外科学会は日本で承認されているので安心できますね。

取得難易度が高い

形成外科専門医資格を取得するためには、研修・試験・症例経験がなければなりません。

・医学部卒業、医師国家試験合格(6年)
・初期臨床研修(2年)
・形成外科専門研修(3年以上)
・専門医試験

このように医師免許を取得してから5年以上かかりますし、症例経験(NCD)、学会発表、論文発表が求められます。

【NCDとは】日本全国の外科医が経験した手術が登録されているデータベース。保険手術の症例経験が全て管理されている。

医学的な知識が深い

形成外科専門研修では、基本的な医療技術を身につけます。

顔や体の解剖学のみならず、傷の治り方、血流の管理など、一般の医師が身につけていない分野の知識が豊富です。

そのため、形成外科専門医資格を持つ美容外科医であれば、医療技術を持った状態で美容医療に携わることになります。

つまり、「直美(ちょくび)」と呼ばれている研修医上がりの美容外科医とは、技術面において圧倒的な差が生まれるのです。

組織の移植や再建技術に優れている

形成外科では、事故や病気で失われた組織を再建する手術を行います。

全ての手術において高度な縫合技術、皮膚や組織の扱いが求められるため、技術面では言うことがないでしょう。

美容整形で例えると、ただ美しく仕上げるだけでなく機能面にも配慮した手術を行う、傷跡が残らないよう真皮縫合を行う、といったことが可能です。

合併症やトラブルに対応できる

形成外科では常に合併症やトラブルのリスクと闘っています。

トラブルシューティング力を兼ね備えているので、もしもの際に落ち着いて対処可能です。

さらに、どの程度の手術でどれくらいのリスクが生じるかを判断できるほどの経験があるため、リスクを最小限に抑える手術方法を心得ています。

保険診療・自費診療どちらも熟知している

形成外科では、先天性異常である口唇裂・口蓋裂、皮膚がん切除後の再建といった手術を行います。

そのため、機能面だけでなく見た目のバランスを考えた手術実績があります。

眼瞼下垂手術においても、目の開きを改善しつつも、審美的な見た目のバランスも整うよう手術を進めます。

保険診療では仕上がりが不安、自費診療の美容整形では機能が改善するか不安、という方には、形成外科専門医による美容整形をおすすめします。

最新の美容医療技術を学び続けている

形成外科専門医は、厚生労働省に承認された学会や研修を通じて最新の技術や知識を習得します。

一方、専門医資格を持たない美容外科医は、教科書を読むなど独学で技術を習得している場合があります。

形成外科専門医資格を持つ美容外科医と、そうでない美容外科医では、技術力や知識レベルの差が大きくなりがちですね。

専門医資格は絶対必要?

手術中の医師の手元画像

形成外科専門医資格は、美容クリニックを開業するために必要な資格ではありません。

そのため、クリニックによっては専門医が不在のところも。

専門医不在の美容クリニックもある

美容クリニックには、形成外科専門医がいるクリニック、いないクリニックがあります。

形成外科専門医資格がなくても、美容クリニックを開業できるため、必ずなくてはならないものではありません。

しかし、専門医資格があることで医師の技術力や対応力が証明できるため、あったほうが安心ですね。

そのため、形成外科専門医資格を持つ医師が在籍している美容クリニックは、悪徳美容外科である可能性が格段に下がります。

専門医がいると安心

美容医療は美容と言えども医療です。

美しくなるためには美的センスが必須ですが、それ以前に安全性や技術力がなくてはなりません。

形成外科専門医が美容外科医である場合、傷跡が残りにくい術式や自然な仕上がりにするための技術を心得ています。

さらに、万が一のトラブルが発生した場合への対応力に長けているため、安心して任せることができるでしょう。

専門医資格を持っているかどうかは、美容クリニックを選ぶ際の重要なポイントとなります。

美容整形はモモクリがおすすめ

大阪で美容クリニックを探している方には、当院「MOMO CLINIC(モモクリニック)」をおすすめします。

医療法人桃美会の総院長である笠井諒医師は、形成外科専門医資格を持っています。

さらに、美容医療のパイオニアである高須クリニックにて、「高須幹弥先生の一番弟子」として手術実績を重ねています。

技術力がありどのような手術にも対応しているので、気になる術式などがあればまずはお気軽にご相談ください。

まとめ

今回は、「形成外科」「美容外科」「整形外科」といった、響きが似た診療科の違いを解説しました。

形成外科と美容外科は似たところがありますが、整形外科に関しては美容とはあまり関係がありません。

これから美容医療を検討している方は、形成外科専門医資格を持つ医師が在籍する美容外科を選ぶと良いでしょう。

それに加え、症例やこれまでの実績を確認し、自分の理想とマッチしているか、美的センスがあるかといったポイントにも注目することをおすすめします。

Q&A

よくいただく質問

A.

施術内容によって料金は異なります。詳しくは料金表ページをご確認いただくか、カウンセリングでご案内いたします。

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A.

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A.

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